膝の痛み


膝の痛みでお悩みの方へ

歩くときや立ち上がるときに、膝がなんとなく気になることはありませんか。
毎日使う場所だからこそ、小さな違和感でも不安になってしまうものです。

膝の痛みは年齢だけが原因ではなく、体の使い方のくせや運動・ケガなど、さまざまなきっかけで起こります。

気になる状態をそのままにすると、いつもの動作がしにくくなることも。
早めに膝にやさしいケアを知っておくことが大切です。

ここでは、膝の痛みの特徴や原因、当院のサポート内容、日常でできる対策についてご紹介します。

こんなお悩みはありませんか?

・膝が腫れていたり、触ると熱っぽさがある
・動かすと引っかかるような違和感がある
・曲げ伸ばしがスムーズにいかず、ぎこちない
・外側がチクチク、ズキズキすることがある
・鈍い痛みがなんとなく続いていて気になる
・痛みが強くて、歩くのがつらい日がある

目次

膝の痛みとは? まず最初に押さえておきたいこと

“膝の痛み”と一言で言っても、前・内側・外側・裏側など場所によって原因はさまざまです。
膝は骨や軟骨、靱帯、筋肉などが一緒に動く複雑な関節。
どこか一つに負担がかかるだけでも、痛みや違和感として現れます。

だからこそ、「膝のどこが、なぜ痛むのか」を見きわめることが、やさしいケアや改善の第一歩です。

膝は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨・腓骨)、そして「お皿」と呼ばれる膝蓋骨からできています。
これらを筋肉・腱・靱帯・半月板などが支えることで、スムーズな曲げ伸ばしや衝撃の吸収が行われています。

とくに半月板や靱帯、膝周りの筋肉は、日常のちょっとした使い方でも負担がかかりやすく、痛みのきっかけになりやすい部分です。

膝の痛みの種類

膝の痛みは「どの場所に出るか」で原因の傾向が分かります。

⚫️前側の痛み
・お皿の下あたりがチクっとする
・しゃがむ動作で痛む
膝蓋下脂肪体の炎症ジャンパー膝(膝蓋腱炎) が関係することがあります。

⚫️内側の痛み
・すねの内側がズーンと痛む
鵞足炎内側側副靱帯の負担 が原因となることがあります。
・立ち上がりや階段で痛い
→ 半月板のトラブルが内側に現れることもあります。

⚫️外側の痛み
・走ると横がズキッとする
腸脛靱帯炎(ランナー膝) がよく見られます。
・深く曲げると痛む
→ 外側の半月板の問題が隠れていることもあります。

⚫️裏側の痛み
・膝裏が突っ張る、腫れる
ベーカー嚢胞 や、関節包・半月板からの痛みが関わることがあります

膝の痛みの主な原因

歩き方のクセ

足が内・外に流れやすい歩き方、膝が伸びきらない歩き方などは、膝の特定の場所に負担が集中しやすくなります。

使い過ぎ(オーバーユース)

ランニングやジャンプ、ダッシュなどを繰り返すと、膝周りの組織が疲れて炎症を起こしやすくなります。スポーツや日常で膝に負担がかかりやすい方は、動かし方や姿勢を少し工夫して膝への負担を減らしたいところです。

筋力バランスの崩れ

太もも前側を多く使う、内側の筋肉が全く使えていない、股関節や足首が硬い…など
→ この「アンバランス」が膝の負担につながることが多いです。

体重の影響

膝は体重を支える関節です。体重が増えると膝への負担が大きくなり、痛みのきっかけになることもあります。ただし「体重が増えたら必ず痛む」というわけではなく、膝にすでに負担やストレスがかかっている場合に、その影響を強くすることがあります。普段から膝にやさしい使い方や運動を心がけることが大切です。

加齢

膝に限らず、年齢とともに組織の柔軟性は低下し、疲労の回復も少し遅くなります。そのため、痛みを感じやすくなることもあります。でも「年を重ねたら必ず膝が痛くなる」というわけではありません。正しい使い方やケアで、長く快適に膝を使うことが可能です。

病気

関節リウマチ、痛風などの疾患が膝の痛みとして現れることもあります。

ケガ・外力

転倒や打撲、スポーツでの急な動きによって靭帯や半月板などを痛めることがあります

膝が痛いときの注意点と対処法

膝の痛みは、症状の出かたによってケアの方法が変わります。
まずは「今の膝がどんな状態か」を見極めることが大切です。

急性症状のとき

腫れや熱感がある場合は、炎症が起きているサインです。この時期は温めると悪化しやすいため、冷却が基本になります。
※ズキズキする鋭い痛みが続くときは、氷のうで10〜15分冷やす(感覚が鈍くなってきたら一度氷を外して休ませる)

慢性症状のとき

鈍い痛みが続くような慢性症状(腫れや熱感が引いた後)には、血流を良くするケアが有効です。
・温める(湯船・蒸しタオルなど)
・関節を動かす軽い運動

どちらの状態にも

膝を動かすときは、サポーターで関節を安定させると負担が減ります。
市販のもので十分ですが、つけっぱなしは血行が悪くなるため、動かさない時間や就寝時は外しましょう。

歩き方を整える

膝は、歩き方の“クセ”の影響を受けやすい関節です。
歩かずに日常生活を送るのは無理があります。負担をかけずに歩くことが求められますが、意識して歩き方を変えるのはとても難しいです。
そんな方には、歩き方を無理なく整えてくれるオーダーメイドインソールがひとつのサポートになります。
歩き方・動き方に合わせて作るので、歩く際の負担を軽減できるのが大きな特徴です

痛みの出ない(少ない)方法を選ぶ

日常生活では、常に痛みの少ない方法を選択することが大切です。
「痛みを我慢してしっかり使った方が鍛えられる」というのは間違いです。負担の連続が大きな問題に発展します。
例えば、階段の昇り降りは膝に負担がかかりやすい動作です。無理せずに手すりを使って体重を少しでも分散させましょう。正座は膝を深く曲げるため負担がかかりがち。できるだけ椅子を使って、膝がリラックスできる姿勢を選びましょう。


よくあるご質問(Q&A)

膝の内側が痛むのはどうしてですか?

内側側副靱帯のストレスや、膝蓋下脂肪体の炎症などが関わることがあります。
歩き方のクセがストレスとなっている場合も少なくありません。

膝の外側が痛いのはどんなときですか?

腸脛靱帯炎(ランナー膝)や半月板のトラブルなどでよく見られます。
階段や走る動作で痛みが出やすいのが特徴です。

年齢を重ねた方に多い膝の痛みの原因は?

変形性膝関節症と呼ばれる関節の変形に関わるものがとても多いです。
長年の膝にかかるストレスで、軟骨が減少し骨が変形してしまいます。まずは膝にかかるストレスを減少・解消する必要があります

膝に“水がたまる”のはどんなときですか?

変形性膝関節症や半月板のケガ、リウマチや痛風など、炎症が起きる病気でも生じますが、基本的には膝に何らかのストレスがかかっています。膝が助けを求めているサインと考えてください。

痛風の膝の痛みってどんな感じですか?

突然、強い痛みが走るのが特徴です。「風が吹いても痛い」とよく言いますが、少し触れるだけでも鋭い痛みが出ることがあります。足の指に痛みが出ることが多いですが、膝に出ることもあります。

膝が痛いとき、筋トレはしてもいいですか?

無理のない範囲であればOKですが、痛みを我慢して行うと逆効果になります。
ただ、筋力が上がれば痛みが治るというものではありません。上手く使えていない筋肉を使えるようにするということが目的になります。かなり込み入った内容になりますので直接ご相談下さい。

湿布は膝の痛みに効きますか?

腫れや熱をともなう“炎症の痛み”には効果があります。
慢性的なだるい痛みの場合は、あまり効果が期待できない可能性があります。いずれの場合も、使用時間は説明書通りに守りましょう。

「体重を減らしなさい」と言われたのですが・・・

体重を減らすことで負荷が減って痛みが軽減する可能性はあります。ただ、体重はすでにかかっているストレスを大きくする要因です。体重が増えたことが直接痛みになるわけではありませんので、そもそものストレスに向き合う必要があります

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