「腰が痛いのに、なぜ歩き方を見るのですか?」
初めて来られた方から、
よく聞かれる質問です。
確かに、
痛いのは腰なのに、
歩いているところを見られる理由は
分かりにくいですよね。
ですが、
人間の体を診ていく上で
「歩行」はたくさんの情報を届けてくれます
それは、
人間の体が“二足歩行をするための身体”だからに他なりません
人間の体は、二足歩行をするための身体です
人間は、
二本の足で立ち、
二本の足で歩く生き物です。
そして、二本足で歩くようになったことで
今現在の“形態”に人間は進化してくることができました
手が自由に使えるようになったり
脳が大きくなれたり
といったことはよく言われますね
二足歩行こそが
人間を人間たらしめる大きな理由の一つなのです
ですから、
身体には二足歩行を行うための特徴がいくつもあります。
例えば、
背骨にはS字のカーブがあります。
これは、
体重の1割の重さを持つ頭を支えるために
必須な構造です
基本的に4本足の動物には人間のようなS字カーブは存在しません

また、
人間の股関節は
後ろへ伸びる構造を持っています。
歩く時、
私たちの足は骨盤に対して
垂直を超えて後ろに動きますよね
いわゆる
「股関節の伸展」が起こります
一方、4本足の動物は
走る時に大きく足を後ろに蹴り出しますが
全力で走ったとしても
骨盤に対して垂直より後ろに足がいくことはありません

歩行は、日常生活で最も繰り返される動作の一つです
私たちは、
朝起きてから夜寝るまで、
何度も立ち、
何度も歩いています。
買い物へ行く時も、
家事をする時も、
仕事をする時も、
歩くことは日常生活の土台です。
つまり、
歩行は一度や二度行う動作ではありません。
何百回、
何千回と繰り返される動作なのです。
だからこそ、
歩き方に問題があった場合、
そこで発生する負担は、
例え小さなものであっても
何度も繰り返されることになります。
一回では問題にならないような負担でも、
毎日繰り返されることで、
痛みや不調につながることがあるのです。
歩き方には、その人の体の使い方が現れます
例えば、
体を左に倒した時に、
右の腰に痛みが出るとします。
もちろん、
全てがそうとは限りませんが、
このような痛みは、
体を左に倒すことで生じる負担が、
少しずつ積み重なった結果として
起こっています。
では、
なぜ体を左に倒してしまうのでしょうか?
体のバランスの崩れや、
関節の硬さ、
筋力の問題など、
様々な理由が考えられます。
そして、
ここが大切なポイントです。
体を左に倒すという動きは、
日常生活の中で繰り返され、
積み重なっているのです。
多くの場合、
本人はその動きをしていることに気付いていません。
前述した通り、
人間は二足歩行をする生き物です。
歩くという動作は、
日常生活の中で何百回、何千回と繰り返されます。
そのため、
普段の無意識の体の使い方や、
負担がかかる動きは、
歩き方の中に現れることが少なくありません。
一見すると、
歩くことは簡単な動作に見えます。
ですが実際には、
全身を使った非常に複雑な動作です。
だからこそ、
歩き方を見ることで、
その人がどのように体を使っているのか、
どのような負担が発生しているのか、
ヒントを得ることができるのです。
だから歩き方を見るのです
からだラボで歩き方を見る目的は、
歩き方を無理矢理矯正するためではありません。
その人の体が、
・どのように動いているのか
・どこへ負担がかかっているのか
・どうすればもっと楽に動けるのか
を知るためです。
歩き方を見ることで、
普段の生活の中で繰り返されている体の使い方や、
負担の積み重なりが見えてきます。
そして、
そこから、
今のあなたに必要なことを考えていくのです。
ご案内
からだラボでは、
痛みのある場所だけではなく、
歩き方や立ち方、
体の使い方も含めて確認しています。
「なかなか良くならない」
「同じ場所を何度も痛めてしまう」
そんな方は、
歩き方の中に改善のヒントが隠れているかもしれません。
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