前回は、
「歩くことが、頑張る動作になっていませんか?」
というお話をしました。
全くロスなく、
推進力を十分に使って歩けている人は、
ほとんどいないと言っていいでしょう。
誰しも、気付かないうちに、
体のどこかが
代わりに頑張っています。
では、
その頑張った場所は、
どうなるのでしょうか?
今回は、
「頑張った場所」と
「痛み」の関係について考えてみます。
頑張る場所は、人それぞれ違います
推進力が出なくなると、
体のどこかが
その代わりをすることになります。
では、
どこが頑張るのでしょうか?
もちろん、
人によって違います。
足で頑張る人もいれば、
腰や肩で頑張る人もいます。
膝が頑張る人もいます。
ただ、
一つ共通していることがあります
それは、
体は
“使いやすい場所”
を使うということです。
誰しも、
使いにくい場所を
無理やり使おうとはしません🙅♂️
ですから、
その人にとって
使いやすい場所が
自然と代わりに働くことになります。
膝が頑張って歩いている人もいます
写真のように
体が後ろに残ったまま歩いている人がいたとします。
この歩き方では、
体が足の上まで乗ることができません。
つまり、
これまでお話ししてきた
「登る」という動きが十分にできていない状態です。

登ることができなければ、
その後の
「下る」という動きも十分に作れません。
その結果、
重力を利用した推進力が得られなくなります。
そんな状況でも
歩くことをやめるわけにはいきませんから
体は、
別の方法を使って前へ進もうとします。
例えば、
推進力を補うために、
膝をしっかり伸ばして
地面を蹴るような歩き方になったとします。
体が後ろに残ると
膝には曲がろうとする力が加わります。

その状態で、
膝を伸使って体を前に運ぼうとすれば
膝には大きな負担がかかります。
過剰に膝を伸ばしたり、
地面を蹴る際に捻れる力が加わったりして、
少しずつストレスが積み重なっていくのです。
歩き方だけを無理に変えても解決しない
ここで一つ、
大切なことがあります。
この方に、
「膝で頑張らないように歩いてください」
とお伝えしたらどうなるでしょうか?
一時的には
膝への負担は減るでしょう
そうすれば
膝の痛みは改善するかもしれません
ですが、
歩く際の推進力が足りません
そうなると
体の別の場所を使って
推進力を作ることになるでしょう
次は
その”別の場所”に
負担が集まる可能性があります。
解決をするためには
なぜ推進力が落ちてしまっているのか
「登って」「下る」歩行のメカニズムが
なぜ崩れてしまっているのかに
目を向ける必要があります
まとめ
歩行では、
推進力が足りなくなると、
体のどこかが
代わりに頑張ります。
その場所は、
人によって違います。
そして、
頑張った場所には、
少しずつ負担が積み重なっていきます。
だからこそ、
痛い場所だけを見るのではなく、
「なぜその場所が頑張ることになったのか」
という視点が大切になります。
「歩行」は
日常生活を送るにあたって
欠かすことのできない動作ですから
「歩行」に目を向けることは
体の不調を改善するためにはとても大切です。
「姿勢」や日常の偏った習慣を見ることも、
もちろん大切です。
ですが、
それだけでは見えてこないこともあります。
「歩行」という視点を持つことが、
根本的な改善につながる第一歩なのです。
ご案内
痛みがある場所には、
もちろん負担がかかっています。
ですが、
「なぜそこが頑張ることになったのか」
という理由まで考えなければ、
根本的な改善につながらないこともあります。
からだラボでは、
痛い場所だけではなく、
歩き方や体の動きを確認しながら、
「どこが頑張っているのか」
「なぜそこが頑張ることになったのか」
という視点で評価を行っています。
「なかなか痛みが改善しない」
「歩くといつも同じ場所が痛くなる」
そんな方は、
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