歩行とは、「前へ進む」ための動作です|足を前に出すことが目的ではありません

歩くという動作は
私たちが毎日何気なく行なっている動作です

息を吸ったり吐いたりすることと同じように
毎日毎日繰り返される動作です

ですが、
「どういう歩き方をするのが良いか?」

と聞かれたら、
みなさんは何と答えるでしょうか?

「歩幅を大きく」
「膝をしっかりあげて」
「背筋を伸ばして」

といったことが最初に出てくるのではないでしょうか?

「歩行」が扱われているTV番組などをみていても
こういったことがよく聞かれますし

こういった「歩行の形」を気にしながら
ウォーキングをされている方をよく見かけます

ですが、

本当にそうなのでしょうか?

歩幅や姿勢を意識することは確かに大切かもしれません。

ただ、

その前に考えたいことがあります。

それは、

「歩行の目的は何か?」

ということです。

そもそも、
歩行の意義は「移動すること」にあります

ですから

この「移動する」という意義をもとに、
歩行について考えてみたいと思います。

目次

歩行の目的は、「移動すること」です

歩行の目的は、
「移動すること」です。

例えば、

買い物へ行く、
仕事へ行く、

私たちは目的地へ向かうために歩きます。

つまり歩行とは、
目的地へ辿り着くための“手段”なワケです

ですから、
「どう歩くか?」なんて聞かれたら

・できるだけ無駄にエネルギーを使わない
・頑張らなくてもスピードが出る
といったようなことが大切になります

「姿勢が良いか」とか
「足がしっかり上がっているか」どうかなんてことは
本来の目的からすると
さほど重要なことではありません。

そう考えると、

「どう歩くか?」

を考える時も、

歩幅や姿勢などの前に、

「スムーズに移動できているか?」

という視点が大切になってきます。

足は、体を前へ運ぶために働いています

ここで一つ考えてみましょう。

買い物へ行くとします

買い物は
・商品を見て
・商品を手に取って
・代金を払って
品物を購入します

ここで必要なのは

判断する頭であり、
商品を見るための目であり、
モノを触る腕・手

つまり
買い物をするために必要なのは、
体全体です。

足は、
その体全体を目的地へ運ぶために働きます

歩行の目的は、
足を前へ出すことではありません。
体を目的地まで運ぶことです。

足はそのために働いています。

つまり、

足そのものが目的なのではなく、

体を運ぶことが目的なのです。


手段と目的を混同してはいけません

ところが、

歩行を考える時、

私たちはつい

「歩幅」
「足の上がり方」
「着地は踵から」

といったような部分ばかりに目を向けてしまいます。

ですが、

これらの方法が、
必ずしも全ての人の歩行を楽にしてくれるとは限りません。

スムーズに歩けるなら
歩幅を大きくすることも良いでしょうし
踵からの着地を意識しても良いでしょう

ただ、
その方法が自分に合うかどうかの確認が
必要になります

「TVで言っていた」
「Youtubeで言っていた」
だけでは
本当に自分の歩行をスムーズにしてくれるかどうかは

分からないのです


歩行で本当に大切なのは、「前へ進めること」です

ここまでお話ししてきた通り、

歩行の目的は
「移動すること」です。

もちろん、

歩幅や姿勢が必要ないと
言っているわけではありません

ですが、

それらはあくまでも手段です。

その歩き方で、
無理なく前へ進めているのか。
余計な力を使わずに移動できているのか。

そういった部分を見極めて
追求していくことが
本来必要なことなのです。

ひょっとすると
何も意識せずに脱力することが
スムーズさを作るかもしれませんし
靴紐を締め直すことでスムーズになるかもしれません


まとめ

歩行というと、

歩幅や姿勢などの
「形」に目が向きがちです。

ですが、

歩行の目的は

「移動すること」です。

そして、

足はそのために、

体を前へ運ぶために働いています。

ですから、

歩幅や姿勢を気にする前に、

まずは「目的」を考える。

それが歩行を考える上で大切な視点なのです。

ご案内

からだラボでは、

歩幅や姿勢といった
「歩き方の形」だけを見ることはありません。

その歩き方で、

・無理なく前へ進めているのか
・余計な力を使っていないのか
・体へ負担がかかっていないのか

といった部分を確認しながら、
体の状態を評価しています。

「歩き方を意識しているのに変わらない」

「良いと言われた方法を試しているのにしっくりこない」

そんな方は、

歩行の“形”ではなく、
“目的”という視点から体を見直してみることも大切かもしれません。

この内容とあわせて読んでください

まずはこちらをご覧いただくことで、「歩行」の考え方がより整理できます

ご自身の状態を知りたい方は、こちらをご利用ください

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次