「痛みが少し減った」
そうなると、
「良くなってきた」
と感じることは多いと思います。
もちろん、
痛みが減ること自体は、
とても大切な変化です。
ですが、
ここで一つ考えてもらいたいことがあります。
それは、
「痛みが減った=ちゃんと良くなっているのか?」
ということです。
痛みは、組織の状態だけで決まるわけではありません
一般的には、
「痛み=悪い場所が傷ついている」
と思われることが多いです。
もちろん、
実際に組織が傷つくことで
痛みが起こることもあります。
例えば、
転倒したり、
ぶつけたり、
捻ったりした場合などは、
組織の損傷によって痛みが出ます。
この場合は、
傷ついた組織が回復していくことで、
痛みも落ち着いていくことが多いでしょう。
ですが、
痛みはそれだけではありません。
例えば、
毎日の体の使い方や、
繰り返される負担によって、
組織が大きく壊れていなくても、
痛みが出ていることがあります。
これは、
同じ場所へ負担が繰り返しかかることで、
体が「これ以上負担をかけないでください」
というサインを出しているような状態とも考えられます。
さらに、
痛みは不安や安心感、
体が温まったことなどによっても変化します。
つまり、
“組織が傷ついているかどうか”
だけで痛みが決まるわけではないのです。
痛みが減った理由は、一つとは限りません
痛みが減った時、
私たちは
「良くなった」
と感じます。
もちろん、
実際に組織が回復して、
痛みが減っていることもあります。
ですが、
痛みが減る理由は、
それだけではありません。
先ほどもお話しした通り、
・体が温まった
・緊張が減った
・安心した
・血行が良くなった
こういったことでも、
痛みの感じ方は変化します。
そのため、
「痛みが減った」という変化だけで、
本当に良い方向へ向かっているのかを判断するのは、
少し難しいことがあります。
また、
組織の損傷ではなく、
動きの中で繰り返し負担がかかることで
出ていた痛みの場合は、
負担のかかり方が変わっていなければ、
その場では楽になったとしても、
時間が経つと
再び痛みが出てしまうことがあります。
つまり、
「痛みが減った」
という変化だけでは、
本当に良い変化なのか、
一時的な変化なのかは、
まだ分からないことがあるのです。
痛みが減った理由を考えることが大切です
もしも、
組織の損傷によって痛みが出ていた場合、
基本的には、
体が持っている回復能力に頼る必要があります。
例えば、
骨折した時を思い浮かべてみてください。
ギプスをして安静にしながら、
骨がくっつくのを待ちますよね。
切り傷や打撲なども、
時間が経てば、
多くの場合は自然に回復していきます。
もちろん、
痛みを和らげるために、
・冷やす
・薬を使う
・固定する
といった方法を行うことはあります。
ですが、
基本的には、
体の回復能力が中心になります。
手術が必要になるような
特別なケースを除けば、
時間の経過とともに改善していくことが多いでしょう。
問題は、
組織が大きく傷ついているわけではなく、
日常生活や動作の中で、
負担が繰り返しかかることで
痛みが出ていた場合です。
また、
多少の組織の変化があったとしても、
実際には
“負担の積み重ね”
が大きく関わっていることもあります。
この場合、
一時的に血流が良くなったり、
体が温まったりして、
痛みが軽くなることはあります。
ですが、
患部へかかる負担そのものが変わっていなければ、
その場では楽になったとしても、
時間が経つと、
また同じ痛みが出てしまうことがあります。
ですから、
例え痛みが減っていたとしても、
・動きが変わったのか
・負担がかかる動作が減っているのか
こういった部分は、
別で見ていく必要があります。
逆に、
痛みが少し残っていたとしても、
負担がかかる動きが減っていた場合は、
適切なケアを続けることで、
長期的に改善へ向かう可能性があります。
本当に大切なのは、「何が変わったか」を見ることです
もちろん、
痛みが減ることは大切です。
ですが、
痛みだけを基準にしてしまうと、
本当に良い方向へ向かっているのか、
一時的な変化なのかが
分からないことがあります。
そのため、
「痛みがどうなったか」
だけではなく、
・どんな動きが痛みを作っていたのか
・痛みが出る動作は変わったのか
といった部分も
一緒に見ていくことが大切になります。
つまり、
「痛みが減ったかどうか」
だけではなく、
「何が変わったのか」
を見ることが大切なのです。
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からだラボでは、
痛みの強さだけではなく、
・動きやすさ
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なども確認しながら、
体の状態を見ていきます。
「痛みは少し減ったけど、また戻ってしまう」
そんな方は、
痛みだけではなく、
“体の変化そのもの”に目を向けてみることも大切かもしれません。
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そんな方は、
痛みだけではなく、
“何が変わったのか”
という部分にも目を向けてみることが大切かもしれません。
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