4月に入りました
この時期の体調の悩みとしては
花粉症🤧は外せないですね
というわけで
『花粉症を何とかしたい』をテーマにお話ししていこうと思います
花粉症はアレルギー反応
花粉症はアレルギー反応です☝️
花粉が体内に入ると、身体がこれを異物(有害なモノ)と認識して
異物(抗原)に対する抗体を作ってしまいます
この抗体の量が増加するとくしゃみや鼻水、目の痒みなど花粉症の症状が出現してしまうというモノです🤧

花粉症を克服するためのポイント
花粉症はアレルギー反応なので
・抗原となる花粉が身体の中に入らないようにする
・本来無害な花粉を身体が花粉を有害なモノと判断してしまうエラーをなくす
この2点が克服のポイントです☝️
クリアできれば花粉症に悩まされることはないハズです
みなさんは花粉症対策って何をされていますか??
TVなどでよく紹介されているのは
・花粉が付きにく素材の服装を心がける
・マスクをつける
・手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす
・換気方法を工夫する
・洗濯物や布団の外干しを控える
といった点でしょうか

これらは花粉が体の中に入らないようにするための対策ですね
もちろんこういった対策も大切ですが
これらだけで全ての花粉をシャットアウトすることは不可能に近いですし
頑張って対策をされている方も多いでしょうが
花粉症の悩みはなかなか解消されていないのが現状でしょう

花粉が身体に入らないようにする
『花粉が身体に入らないようにする』方法は
・花粉が付きにくく露出の少ない服装
・マスクをする
・手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす
・換気方法を工夫する
・洗濯物や布団の外干しを控える
といったような物理的な方法以外にも存在します☝️
それは
『粘膜・粘液』です
空気中に飛散した花粉は
息を吸いこんだ時に体内に入ります(入ることが多いです)
吸い込んだ息の通り道になる鼻の中は
粘膜があって粘膜からは粘液が分泌されます😢
この粘膜・粘液によって
空気と一緒に入ってきた花粉は絡めとられるわけなのですが
ちゃんと花粉を止められるかどうかは
粘膜の状態が大きく関わります
要するに
粘膜・粘液は空気中から入ってくる異物に対するバリアですから
しっかりしたバリアが張れていますか??という話になるワケです
粘膜を強く保つためには生活習慣が大きく関わります
睡眠時間の不足や喫煙習慣は良い影響を与えませんし
もちろん食生活が与える影響はとても大きいです☝️☝️
ビタミンAは粘膜を丈夫にする
ビタミンB2は粘膜を保護し、細胞の再生を助ける
ビタミンB6は粘膜維持に関わるといわれています
また
ムチン(たんぱく質の一種)は粘液の主成分になります
こういった栄養素の不足は粘膜・粘液の機能を落とすモトになります
ただ、これを聞いたからといって
「ビタミンA、B2、B6を摂ればいいんだ!!」とはならないで下さいね🙅♂️🙅♂️🙅♂️
確かに粘膜・粘液の強化には役立つでしょうが
この栄養素単体があればいいというモノではありません☝️
この栄養素がしっかり働くために
エネルギーも必要ですし、他の栄養素の力も借りなければなりません
「なぜかビタミンAだけが足りていない」食生活を送っていた人は
ビタミンAだけを意識すれば大丈夫ですが
そんな人はあまりいません🙅
しっかりと必要カロリーを摂って
かつ
栄養バランスが摂れた食事が必要です
これがベースにあって
ビタミンAやB2、B6などを意識できれば素晴らしいです✨
足りない栄養素があると
”〇〇欠乏症”になってしまいますが
1つの栄養素をたくさん摂ったからといって
その栄養素と関わり合いの強い身体の機能がよく働くかというと
残念ながらそんなに簡単にはいきません😓
栄養素は単体で働くわけではありません😱😱
↑でもお話しした
服装、手洗い・うがい・洗顔・洗髪、換気方法などの対策は
すぐにできることですから
取り組める方は是非取り組んでもらえたらと思います
そして
自身の身体のバリアも最大限に使っていけるに越したことはありません
しっかりバリアの張れる体づくりを行っていきましょう☝️
『花粉が有害なモノ』と判断させない
花粉は身体に特に悪い働きをするわけではないのですが
身体の中に入ってきたときに『良くない異物が入ってきた』と身体が反応してしまうというのが花粉症ですね🤧
実際に良いか悪いかは置いておいて
入ってきた花粉を身体はやっつけようとして免疫がはたらきます☝️
そして、この花粉と身体が戦っている間、くしゃみや鼻水、目の痒みなどが出てしまいます
“アレルギー反応”ってやつです🤔
花粉が多いこの時期は
誰の身体にも花粉は入ってしまいます😵
でも
このアレルギー反応は起こる人と起こらない人がいます🤔
花粉症が酷い人はホント辛そうですから
『体質だし仕方ない』では片付けたくないですよね??
※すみません🙇 僕はほとんど症状がありません。たまに目が痒い時があるくらいです
本来無害であるはずの花粉に対して『悪いものが入ってきた』と身体が感知するのは
何かがオカシくなっているということです☝️☝️
花粉症のない人の状態が通常で
花粉症がある人は何かが崩れてしまっているワケです
では、何が崩れてしまっているのか
結論からいきますが、理由はいくつか考えられます
①腸内環境が悪い
②遺伝的な問題
③女性ホルモンの問題
④内臓脂肪の問題
といったところです
こういった①〜④の問題を身体が抱えていると
花粉症をはじめとするアレルギーの問題を引き起こしやすくなります😱
②の遺伝に関してはどうしようもないかもしれませんが・・・
腸内環境が悪いと花粉症になる
花粉症と腸内環境の関係は深いです☝️
腸は口から入ったモノを身体の中に吸収する場所です
口から入っても胃や腸を通って便として排泄されれば
それは身体の“中”には入っていません🙅♂️
腸から吸収されてはじめて身体の中に入ります
いわば腸は身体の入り口です
そして、腸の中には『腸内細菌』といって
1000種類、10兆個の細菌が住みついています🦠
この腸内細菌には一般的に言われる”善玉菌”や”悪玉菌”などがいて
人が食べた物を食べるなどして生きています
善玉菌と呼ばれる部類のものは
人が食べた物を食べる代わりに、人の腸がはたらくための栄養素も出してくれます
腸はこの細菌が出した栄養素を使って
腸粘膜を張ったり、粘液を出したりして
異物が身体の中に入っていかないようにバリアを張ります🧐
もし、この腸内細菌のバランスが悪くなる(腸内環境が乱れる)と腸のバリアが十分に張れなくなるので
異物が身体の中に入ってきたり、腸内細菌自体が身体の中に入ってきてしまいます😱😱😱
こういった“異物”に対して人の身体は“免疫”を働かせて身体を守ります
また、この異物に対して免疫細胞が送り込まれる状態が“炎症”です☝️
打撲をすると
ぶつけた場所を治そうとして
血液量を増やして治すための物質をどんどん送り込んでいきます
だからぶつけた場所は腫れたり熱を持ったりするワケです☝️
この状態が“炎症”です
身体の中で起こっている炎症は打撲の時のように派手なものではありません
でも
異物に対して免疫細胞をずっと送り込み続けられますから
緩やかではありますが“炎症”が起こり続けます
つまり
腸内環境が悪い、乱れてい
る状態は
身体の中では常に異物と免疫が戦っている状態なわけです☝️
身体は常に臨戦態勢です😵
異物に対して臨戦態勢をとって敏感になっているところに
“花粉”が入ってきたらどうなるでしょう
花粉は本来無害なものですが
臨戦態勢の身体は花粉に対してもすぐに反応してしまいます😱
便秘や下痢、食後の腹部膨満感などは
腸内環境が悪化しているサインです
腸内環境が花粉症に影響している人はかなり多いです😰
思い当たる節はありませんか??
女性ホルモンと花粉症
女性ホルモンが花粉症の引き金になっていることもあります☝️
『エストロゲン』は生理周期に関わる女性ホルモンですが
免疫を高めるという作用もあります
免疫が高まると
花粉に対する反応も強くなるというのはここまでの話で想像できますね
※ホルモン療法をしているとアレルギー反応が起こりやすいということが明らかになっています
女性の方が男性よりも花粉症になりやすい理由がここにあります☝️☝️
もちろんエストロゲンは大切なホルモンですから
ちゃんと分泌される必要があります
問題は“過剰に分泌”された時です
エストロゲンが過剰になるのは次のような理由が考えられます
・肥満
・特定の薬の使用
・肝機能障害
・アルコール
・慢性ストレス
・植物エストロゲン
🟦エストロゲンの多くは卵巣で作られるのですが
脂肪細胞でも生産されます
このため、“肥満”はエストロゲンの生産が過剰になる恐れがあります
🟦ホルモン補充療法や避妊薬にはエストロゲンを含むものがあります
こういった薬を服用していると、必然的にエストロゲンの値が高くなります
🟦肝臓は必要のないエストロゲンを分解する場所です
肝機能が低下するとエストロゲンの分解能が低下します
アルコールの摂り過ぎ、脂質過剰・炭水化物を制限した食生活は肝臓の負担を高めます
みなさんは大丈夫ですか??
🟦機序はややこしいのですが
ストレスはエストロゲンの分泌を高めます
ちゃんと気分転換はできていますか??
🟦大豆に含まれる栄養素、大豆イソフラボンは健康に良いという理由で意識して摂られている方も結構いると思います
大豆イソフボンは別名『植物エストロゲン』と呼ばれます☝️
適量はもちろん問題ありませんが
摂り過ぎるとエストロゲン過剰の問題が発生します
エストロゲン過剰は女性の生理痛やPMSを引き起こします
「生理痛が酷いし花粉症も・・・」
という方は
ひょっとするとエストロゲン過剰が花粉症の原因になっているということがあるかも知れません
エストロゲンの問題をお持ちの方、構多いので
見直してみてもいいかも知れませんね
内臓脂肪と花粉症
最後は内臓脂肪の問題です
内臓脂肪を蓄えていると花粉症になりやすいです☝️
脂肪細胞はアディポサイトカインと呼ばれるホルモンを分泌するのですが
これらのホルモンは、食欲・代謝・血糖値・炎症などを調整します🧐
また、このアディポサイトカインには善玉・悪玉と呼ばれるものがあり
脂肪組織が肥大化するとアディポサイトカインの産生調節がおかしくなって悪玉がたくさん産生されてしまいます😱
こうなると
食欲などもおかしくなりますが、体の中で“炎症”も引き起こしてしまいます
炎症下では免疫機能が活発に働きますので🤔
体内に入ってきた花粉に対して敏感に反応することになってしまいます😵
内臓脂肪はお腹や足などの体につく脂肪組織よりも肥大化しやすいという特徴がりますから
内臓脂肪の蓄積は花粉症にとっても危険です😱😱😱
腸内環境、女性ホルモン、内臓脂肪などは
いずれも食生活との関わりがとても強いです
気をつけて直ぐに改善とはなかなかいかない部分もありますが
自身の花粉症の原因をちゃんと探って取り組むことで
十分改善が見込めます🙆🏻🙆🏻
毎年のこの時期が来るのが憂鬱にならないように
しっかり取り組みたいところですね
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